御影堂

   
親鸞聖人の御影を奉安し、お堂は県建造物文化財として指定されております。
親鸞聖人が当山にご滞在中に「顕浄土真実教行証文類」全六巻の内最後の二巻、 真仏土・化身土之巻を作成され、その歓びを門侶の請いにより真正面向きに描かれました。
当山では、「ご満足の御影」とも称しております。
建物は、棟上げは元禄十四(1701)年で、再建は元禄十六(1703)年にされました。当時は、永禄十二(1569)年以来の二宗 (浄土真宗・浄土宗)兼学の状態でした。それを錦織寺中興と呼ばせていただいている良慈 上人が兼学を止め、享保六(1721)年浄土真宗に復帰しましたが、その二宗兼学当時の 建築様式が残されていることにより県文化財に指定されています。
明治九(1876)年頃派名を錦織寺派から木辺派と称することとなりました。
明治十四 (1881)年、天皇は親鸞聖人に「見真」大師号を追贈され勅額を授与されております。
お堂は昭和58年に修理をいたしました。